積雪に強い屋根形状と構造の選び方|北近畿の雪を想定した住まい(福知山の工務店が解説)
毎年冬になるとネット上では
「北近畿って本当はどれくらい雪が積もるの?」
「普段は少ないのに、大雪の年だけ一気に積もるのが不安…」
「家を建てるなら、雪に強い屋根が良いの?」
といった声が多く見られます。
京都北部(福知山・綾部・舞鶴・京丹後など)は、平年は少雪なのに、大雪の年には50cm前後積もることもあるという、
非常に振れ幅の大きい雪の特徴を持つ地域です。
そのため、家づくりでは
「普段の雪」ではなく「最大積雪」を前提に考えることがとても重要。
今回は北近畿の気候を熟知したHORI建築が、積雪に強い屋根の形状と構造の選び方をわかりやすく解説します。

北近畿の降雪の特徴|“少ない年”でも“多い年”でも安心できる家に
普段は数センチでも油断禁物(福知山・綾部)
福知山・綾部は「雪が少ない地域」と思われがちですが、大雪の年には30〜50cm近く積もることもあり、わずか一晩で景色が変わるような雪が降る場合もあります。
普段雪が少ない地域ほど対策が不十分な家も多く、突然の大雪で屋根への負担が大きくなるケースも見られます。

山沿いは積雪量が多い(舞鶴北部・綾部北部・朝来など)
日本海側に近いエリアは湿った重い雪が降りやすく、舞鶴北部や綾部北部、朝来周辺では屋根にかかる荷重が一気に増える地域です。
こうした地域では、屋根形状・構造・素材選びが特に重要になります。

積雪に強い屋根の形状とは?
① 片流れ屋根(雪が落ちやすい・シンプルで人気)
片流れ屋根は雪が片側へ滑り落ちやすいため、屋根に雪を溜めにくい形状です。
北近畿でも近年とても人気が高く、
- 排雪性が高い
- シンプルな形でコストを抑えやすい
- モダンな外観になりやすい
といったメリットがあります。
ただし、雪が落ちる向きには十分注意が必要です。
玄関・駐車場・隣地への落雪対策(雪止め金具の配置)が必須です。

② 切妻屋根(強風に強く、雪も分散しやすい)
昔から多く採用されている切妻屋根は、雪が左右に自然と落ちるため屋根に負荷が集中しにくい形状です。
北近畿は冬に強い北風が吹くことも多いため、強風に強い切妻屋根は非常に相性が良い屋根と言えます。

③ 陸屋根(フラット屋根)は注意が必要)
陸屋根はスタイリッシュで人気ですが、雪が溜まりやすく、排水・防水設計が難しい形状です。
「見た目が好きだから」と採用する前に、大雪年のメンテナンス負担までぜひ考えてください。
北近畿では慎重な判断が必要です。

積雪に耐える構造とは?(見えない部分こそ大事)
雪の重さに耐える梁・柱の設計
屋根の強さは見た目だけでは分かりません。
積雪荷重をもとに、梁や柱の太さ・配置、屋根の下地を調整する必要があります。
「構造計算をきちんとしている工務店かどうか」
は、雪の降る地域で家を建てるうえでとても重要なポイントです。

雪止め金具の適切な計画
雪止め金具はただ付けるだけではなく、落雪が危険な場所を避けるための計画設計が必要です。
- 隣家との境界
- 玄関まわり
- 駐車場
- 勝手口や通路
これらを踏まえた上で雪止めを配置することで、落雪事故を防ぎ、安心して冬を過ごすことができます。

屋根材は“雪に強い素材”を選ぶ
北近畿でよく選ばれる屋根材として、
- ガルバリウム鋼板(軽量・長寿命)
- 軽量瓦(デザイン性と耐久性の両立)
などがあります。
特にガルバリウム鋼板は軽量で雪が滑りやすく、屋根全体の負担を減らせるため人気の素材です。
まとめ|“最大積雪”を想定した家づくりを
京都北部(福知山・舞鶴・綾部)のように
「雪が少ない年」と「大雪の年」の差が激しい地域では、積雪を前提にした家づくりが欠かせません。
- 雪が落ちやすい屋根形状を選ぶ
- 雪の重さに耐える構造で設計する
- 落雪事故を防ぐ計画を立てる
これらを丁寧に押さえることで、大雪の年でも安心して暮らせる家が実現します。
北近畿の気候を熟知したHORI建築では、地域の暮らしに合った家づくりを行っています。
「雪に強い家がいい」「屋根の形で迷っている」など、どんなことでもお気軽にご相談ください。



