キッチンの人工大理石カウンター汚れ落とし術

こんにちは。福知山市の工務店 HORI建築 スタッフの山口です。
今回はお客様からご相談の多い、キッチンの「人工大理石カウンター」の汚れについて、ご家庭でできるお手入れ方法をご紹介いたします。
「毎日拭いているのに、なんだか黒ずんできた…」
「コーヒーやお醤油のシミが取れない!」
「黄ばんできた気がする…」
そんなお悩み、ありませんか? 真っ白で美しい人工大理石のカウンターは、キッチン全体の印象を左右する大切な場所。
正しいお手入れ方法を知れば、驚くほどキレイになります!
まずは知っておこう!人工大理石のキホン
人工大理石は、樹脂を主成分として作られた素材です。天然の大理石に比べてお手入れがしやすく、デザインも豊富なため、多くのご家庭で採用されています。
ただし、デリケートな一面も。表面は柔らかいため、ゴシゴシ強くこすったり、研磨剤の入った硬いスポンジで磨いたりすると、細かい傷がついてしまい、そこに汚れが入り込んでしまう原因になります。
【汚れレベル別】今日からできる!汚れ落とし実践編
それでは早速、汚れの種類に合わせたお手入れ方法を見ていきましょう!
レベル1:普段の軽い汚れ(水垢・油はねなど)
毎日のお手入れは、これで十分!
水で濡らして固く絞った柔らかい布で、カウンター全体を拭きます。
汚れが気になる部分は、食器用の中性洗剤を布に少量つけて、優しく拭き取ります。
最後に、洗剤が残らないように水拭きし、乾いた布でから拭きすれば完了です!
【※ポイント】
洗剤の拭き残しは、新たな汚れの原因になります。
最後の水拭きとから拭きを徹底するだけで、美しさが長持ちします。
レベル2:手ごわいシミ・黒ずみ(コーヒー・醤油・お茶など)
「しまった!」と思ったら、すぐに対処するのが一番ですが、時間が経ってしまったシミも諦めないでください。
そんな時は、メラミンスポンジの出番です!
メラミンスポンジに水を含ませ、軽く絞ります。
シミや黒ずみが気になる部分を、円を描くように優しくこすります。
汚れが浮き上がってきたら、濡れた布で拭き取り、最後にから拭きします。
【※ポイント】
メラミンスポンジは、汚れを削り取って落とす仕組みです。
力を入れすぎると、カウンターのツヤがなくなったり、細かい傷がついたりする可能性があります。「優しく、優しく」が合言葉です!
レベル3:全体の黄ばみ・しつこい汚れ
年使っていると、どうしても全体が黄ばんで見えることがあります。そんな時は、クリームクレンザーを試してみましょう。
少し湿らせたスポンジ(柔らかい面)に、クリームクレンザーを少量取ります。
カウンターの目立たない場所で、傷がつかないか試してから、全体を優しく磨いていきます。
洗剤が残らないように、しっかりと水拭きし、最後にから拭きで仕上げます。
【※ポイント】
クリームクレンザーには研磨剤が含まれています。
必ず「住宅用」「キッチン用」と書かれた、粒子の細かいものを選びましょう。また、ゴシゴシこするのは厳禁です。
これはNG!人工大理石を傷つけるお掃除方法
良かれと思ってやっていることが、実はカウンターを傷つけているかもしれません。以下のお手入れは避けましょう。
・硬いタワシ、スチールウール、研磨パッドの使用
・酸性・アルカリ性の強い洗剤(カビ取り剤、トイレ用洗剤など)の使用
・熱い鍋やフライパンを直接置くこと(変色や変形の原因になります!)
まとめ
きれいになったカウンターを維持するためには、日々のちょっとした心がけが大切です。
・汚れたら、すぐに拭き取る! これが一番効果的です。
・熱いものを置くときは、必ず鍋敷きを使う。
・まな板の下に布巾を敷くと、もらいサビの防止になります。
毎日使うキッチンだからこそ、いつもキレイで気持ちの良い場所であるように心がけましょう。