垢抜け階段を作るには?福知山HORI建築が解説する5つの設計ポイント
階段は、ほぼ毎日使う場所です。
それなのに、新築の打ち合わせの時点では、つい後回しになったり、標準仕様のまま採用されたりすることが多い場所です。
建築業者に『お任せします』と言うと、標準仕様(業者によってはダサい)の階段が設計されてしまう。
完成後、毎日通るたびに『あ、ここをこうしておけばよかった』と思う。
そうした後悔は本当に多いんです。

この記事では、垢抜けた階段を作るための『5つの設計ポイント』を、実践的にお伝えします。
毎日使う場所だからこそ、新築検討の段階で、しっかり検討しておきましょう。
ポイント1:壁際の仕上げで見た目が変わる

階段の壁際をどう仕上げるか。
巾木(※)をつけるか、つけないか。
側板(※)をつけるか、つけないか。
この選択で、階段全体の印象が大きく変わります。
巾木なし、側板なしの仕上げにすると『スッキリした見た目』になります。
余計な装飾がない分、洗練された印象に。
ただし、巾木がないと、生活の中で掃除機やモップが壁に当たりやすくなります。
壁紙が汚れたり、めくれたりすることも。
そうした『汚れやすさ』と『見た目のスッキリさ』のバランスを考えて、
選択してください。
私なら見た目を重視するなら側板、巾木なしを採用します。
汚れや壁紙のめくれが気になるなら巾木or側板どちらかを採用します。
※巾木(はばき)とは:階段の側面と壁の隙間を塞ぎ、壁紙の汚れや傷(掃除機が当たるなど)を防ぐための細い見切り材のこと。
※側板(がわいた)とは:階段の両脇に取り付けられ、踏板(足をのせる板)を左右から挟んで固定・支持するための構造材のこと。「側桁(がわけた)」とも呼ばれます。
ポイント2:踊り場の広さ—間取りと安全のバランス

90度に曲がる階段なら、踊り場が必要です。
踊り場を広くするほど『安全性』は高まります。
万が一、階段を踏み外しても、踊り場で止まるため、怪我の重症化を防ぎやすくなります。
一方、踊り場を広くするほど、階段全体に必要なスペースも大きくなります。
限られた敷地では『安全性を優先したい』と『間取りの有効性を優先したい』という選択になります。
敷地面積に対して、踊り場の広さをどこまで確保できるか。
小さなお子さんがいる家族、高齢の親と同居する予定がある家族では、この『安全性』の重要度が変わります。
間取りとのバランスを見ながら、慎重に計画することが大切です。
ポイント3:1段の大きさ—踏面と蹴上の目安

階段の使いやすさは『1段の大きさ』で決まります。
踏面(足を乗せる部分)は21センチ以上。蹴上(段の高さ)は21センチ以下—これがおすすめの目安です。
踏面は少し大きく、蹴上げは少し小さくすると上り下りが楽な階段を作ることができますよ。
小さなお子さんから高齢者まで、家族全員が『楽に使える階段』になります。
HORI建築のミュージアムハウスでは、階段の展示もありますので是非実際に体感してください。
▶︎ご予約はこちら
ポイント4:手すりはしっかり指定しよう

『手すりはつけることをおすすめします』—これは絶対です。
ただし、ここで重要なのは『指定する』ということです。
建築業者に『お任せします』と言うと、標準仕様の手すりが設置されます。
それが『ダサい』と感じることも少なくありません。
新築検討の段階で『どんなデザインの手すりにするか』『素材は何にするか』を、
しっかり確認することが大切です。
また、可能であれば『利き手方向に手すりをつける』ことをおすすめします。
右利きなら右側、左利きなら左側。
そうすることで、より『つかみやすく、使いやすい手すり』に。
ポイント5:階段の色選びとスタイル—垢抜けの鉄則
垢抜けた階段を作るため空間全体との調和を意識した『素材と色選びの鉄則』があります。
当社で人気を集めているのは、主に「ボックス階段(箱型階段)」と「スケルトン階段(オープン階段)」の2つのスタイルです。それぞれに垢抜けのポイントがあります。

① ボックス階段(箱型)の場合:『踏板は木目、蹴込みはクロス合わせ』
踏板(足を乗せる部分)には温かみのある木目を活かし、蹴込み(段の垂直面)は周りの壁(クロス)と同じ色・素材で揃えるのが鉄則です。
階段を上り下りする際に目に入る踏板に木目を持ってくることで、家全体に洗練された温もりが生まれます。
一方で、蹴込みを壁紙と合わせることで「壁との一体感」が出せるため、圧迫感がなくスッキリとした印象に仕上がります。
なお、木のぬくもりを全身で感じたい方や自然素材にこだわりたいお客様からは、蹴込みまで含めて全体を木で統一するスタイルも大変人気があります。
②オープン階段の場合:『木×アイアンのコントラスト』
HORI建築で特に多くのお客様に選ばれているのが、踏板の裏側が抜け渡る「オープン階段」です。
踏板には木目を選び、手すりや支えとなるフレームに「ブラックやダークトーンのアイアン(鉄)」を取り入れるスタイルが大人気です。
木の温もりの中にアイアンのシャープなラインがアクセントとなり、一気に空間が引き締まりモダンで垢抜けた印象になります。
どちらのスタイルでも大切なのは、「見せたい部分(踏板の木目)を際立たせ、それ以外はシンプルに整える」こと。
お家のインテリアや目指すテイスト(ナチュラル、モダン、インダストリアルなど)に合わせて、最適な組み合わせを選んでみてくださいね。
ほぼ毎日使う場所だからこそ

階段は『毎日何度も通る場所』です。
その場所が『ダサい』と感じるのと『垢抜けている』と感じるのでは、新築での生活の満足度が全く違います。
『壁際の仕上げ』『踊り場の広さ』『1段の大きさ』『手すりのデザイン』『色選び』
この5つのポイントを意識することで、『垢抜けた階段』は実現するのです。
家づくり全体のことはもちろんですが、階段や吹き抜け、洗面やトイレなど、一つ一つを解決していきましょう!
部分的な相談も是非HORI建築まで。
あわせて読みたい記事
▶︎リビング階段で家族が集まる家|福知山HORI建築の快適設計のポイント
▶︎吹き抜けのメリット・デメリット|吹き抜けを検討する際に考えるべき3つの効果と3つの課題



