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平家で叶える災害に強い家。北近畿の気候と暮らしに寄り添う防災設計

2025-10-17

「地震が来たら、階段を下りずにすぐ外へ出られる」

そんな安心を、特別な装備ではなく日常の中で感じられるのが、平家の魅力です。

京都・福知山を中心とする北近畿エリアは、地震は少ないものの、台風・豪雨・積雪などの自然災害が発生しやすい地域です。

だからこそ、「災害に強い家」は、特別な設備を後から足すよりも、最初の設計段階から考えることが何より大切です。

 

平家はなぜ災害に強いの?

平家の一番の強みは、構造が安定していて、避難がしやすいことです。

2階建てと違って高さがない分、地震の横揺れにも強く、風圧にも安定して耐えられます。

さらに、家族全員がワンフロアで暮らせるので、避難経路が短く、声を掛け合いながら行動できるという安心感も。

たとえば夜中に地震が起きたとしても、2階の寝室よりも1階の寝室の方が玄関まで距離も近く、早くに避難することも可能です。

小さな子どもや高齢の家族がいても、すぐ外に避難できる動線を確保しやすいのが平家の強みです。

「建物が壊れにくい」だけでなく、「人が逃げやすい」。

それが、平家が命を守る家といわれる理由です。

 

意外と見落としがちな窓と出入口の設計

平家は構造的に安定していますが、窓や出入口が多いことがひとつの弱点です。

外とつながる面が多いほど、風や雨の影響を受けやすくなるため、設計の工夫が欠かせません。

HORI建築では、「開口部(窓や扉)」も防災の一部として考えています。

  • 大きな窓は、耐風シャッター+壁の配置バランスで強度を確保。
  • 換気用の小窓は、高さや位置を変えて風を逃がす設計に。
  • 勝手口やサービスヤードまわりには、雨水の流れを読んだ排水計画を合わせて配置。

こうした工夫で、地震・台風・豪雨といった異なる災害に一つの家で対応できるようになります。

見た目の美しさだけでなく、「守る力」を備えた窓づくりこそ、これからの家に求められる視点です。

 

「水の通り道」をデザインするという考え方

実は、平家を災害に強くするために最も大切なのは水の設計です。

HORI建築では、屋根・雨樋・地盤・外構をひとつの水の流れとして設計します。

屋根の傾き、軒の出、雨どいの太さ、敷地の傾斜などを細かく調整し、「どこに雨が集まり、どこに流れていくのか」を検証します。

これによって、雨漏りを防ぐだけでなく、外壁や基礎を長持ちさせる効果も。

結果として、家全体の寿命を延ばすことにつながります。

「屋根の形をデザインで選ぶ」のではなく、

「雨が自然に流れる形にする」という発想が、HORI建築の防災設計の考え方です。

 

停電や断水を想定した暮らし方設計

災害時の停電や断水も、暮らしを左右する大きな要素です。

平家はワンフロアなので動きやすく、間取り次第で非常時も快適に過ごせるようになります。

  1. 停電時に必要な機器を考える
     冷蔵庫や給湯器などを、太陽光発電や蓄電池から優先的に電力供給できるよう、回路を分けて設計します。
  2. 水をためる場所を確保する
     パントリーや床下収納などに、防災備蓄だけでなく水を保管できるスペースをあらかじめ用意。エコキュートであれば、タンクのお湯が非常用に使用できるので安心です。
  3. 夜間でも安全に避難できる光の道をつくる
     廊下や玄関、トイレには常夜灯や足元灯を連続して設置。
     停電時も自然と出口へ導かれる、安心の動線を設計します。

非常時の工夫は、実は日常の快適さにも直結します。

「備えること」は、決して特別なことではなく、毎日の暮らしを整えることでもあるのです。

 

防災と防犯はセットで考える

災害が起きたあと、もうひとつ心配になるのが「防犯」です。

停電時や避難時など、人の出入りが増えると、どうしても無防備になりがち。

HORI建築では、防犯も防災の延長として設計します。

  • 玄関まわりは、植栽で視線をやわらげながらも隠さないデザインに。
  • センサーライトや人感照明で、人が通るだけで明るくなる仕組みを。
  • 勝手口や裏側の窓には防犯カメラやシャッターを配置。

「見られない家」ではなく、「見られても安心な家」にする。

それが、災害時にも家族を守る住まいの考え方です。

 

まとめ:安心は特別な備えではなく日常の設計から

防災住宅というと、耐震装置や非常食庫など特別なものを思い浮かべがちですが、本当に大切なのは、「どう設計するか」です。

地震に強い構造、雨水の流れ、電気と光の使い方、そして外構の見せ方。

この4つがバランスよくつながってはじめて、

「壊れにくく、逃げやすく、守れる平家」が完成します。

平家の本当の魅力は、家族が同じ空間で過ごす時間の多さにあります。

だからこそ、その安心を特別な日のためではなく、毎日の暮らしの中に組み込みたいものです。

HORI建築では、福知山・綾部・舞鶴など北近畿の気候や地形を踏まえた「強くて優しい平家」をご提案しています。

家族の安全と安心を守る設計を、ぜひモデルハウスで体感してみてください。

 

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